「 月別アーカイブ:2011年03月 」 一覧
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長者と天子の峰
2011/3/25
昨日はガイドの下見でした。 朝は相当に冷えましが、その分晴天を期待し、早朝に出発。今回は同僚のN氏が同行です。富士山麓の凍結した国道に肝を冷やしながら何とか登山口の田貫湖(たぬきこ)に到 ...
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泥濘と残雪
2011/3/20
解け残った日陰の雪も昨日からの暖かさですっかり腐っている。 野芝に覆われた廃道はそれでも歩き易い方だ。飯盛山へと続くこの道は林間の本道よりも明るく、こんな薄明るい曇天の日には多少なりとも ...
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火の齢(よわい)
2011/3/16
暗闇の中に小さなローソクの炎を灯す。 そこに浮かぶ光景が世界の全てだ。普段では考えられないくらい小さく頼りない世界。 テレビやパソコンが機能しない生活はまさに私達を盲目にする。 そして ...
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鳥居峠越え
2011/3/11
「木曽路はすべて山の中である。あるところは岨(そば)づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、あるところは山の尾を巡る谷の入り口である。一筋の街道はこの深 ...
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冬の上高地
2011/3/5
冬の上高地を訪れるには、まず釜トンネル歩きの通過儀礼から始めなければなりません。 所々に設置された距離表示灯のぼんやりした照明以外は横を歩く人の顔さえ分からない程の漆黒の闇を通過するとま ...
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「われ山に向かいて目を上げん。我が助けはいずこよりきたるべきぞ」(詩編第121編より)
2011/3/1
今日から三月。 とはいえ、今朝も氷点下の気温です。 昨日からの雨も樹々の枝先に頼りなげに凍り付いて曇った空に鈍い光を放っています。 晴れていればこの仕事場の窓からは鳳凰三山を従えた南アル ...