登山日誌

花の杓子・鹿留

投稿日:2011年5月26日 更新日:

 

雨の合間に富士山麓で花見トレックを敢行しました。
花見といっても野草です。目指すは杓子・鹿留山。
それぞれ別の山名が付いていますが、同じ山体の双耳峰といったほうがいいぐらいの近さにあるピークが連なっています。

相変わらずの「諸事情」により出発は遅く、登山口に着いたのは12時前。同行のNガイドと共に雨上がりの林道を歩き出しました。
生憎富士は雲の中でしたが、高座(タカザス)山の手前からは忍野方面が良く見渡せます。カヤトの原も野焼きの後とあって奇麗に青草が茂り始めていました。
この辺りから花も多くなります。まず目を引くのはフジベニウツギ。まだ蕾みがほとんどでしたが、深紅色の花が雨の余韻の水滴を光らせながら鈴なりに咲く様は中々に壮観です。\n登山道脇には至る所にアマドコロが優しく風鈴を鳴らし、雨に濡れたウラジロモミの柔らかい新芽の膨らみも、いのちの息吹を実感させてくれました。山頂付近にはサルトリイバラも淡黄色の花を咲かせています。\nそれにしても高座山の手前は中々の急登。雨の後はかなり滑りますので注意が必要ですね。

 

アマドコロ。茎が角張っているのが特長。良く似たナルコユリは断面が丸い。

ウラジロモミの若葉。見るからにフレッシュ。

高座山の手前は裸地の急登。写真よりもはるかにきつい。 高座からは稜線のアップダウンを繰り返すこと暫しで大榷首(オオザス)峠へ。ここからは不動の湯への林道を分けます。そしてここにはハングライダーの離陸点もあり、晴れていれば富士の展望が素晴らしいそうです。
ここからは杓子山の登り。西側を絡んで稜線の急登を辿ると山中湖、忍野村そして富士山の展望が見事な山頂は間もなくです。
山頂には標識が幾つもあり、新しいステンレス製の標識にはご丁寧に鐘まで付いています。
ベンチテーブルも完備し暫しの休憩タイムにもってこいですね。
Nガイドの入れてくれたコーヒーを楽しんだ後は空身で鹿留山を往復しました。この吊り尾根はブナが多く、他の野草も豊富です。キスミレ、ツクバネウツギやクサタチバナ、タチカメバソウ、シロバナエンレイソウ、ギボシ、バイケイソウ、ヤグルマソウ、ヤブレガサ、オクモミジハグマ、ミヤマハンショウズル、トウゴクミツバツツジ、コバノガマズミ等。ブナの幹のくぼみにはワチガイソウが群れて咲いているのが印象的でした。
鹿留山山頂は樹木に覆われ、ブナやミズナラの老木が迎えてくれる静かな佇まいが魅力です。

下山は不動の湯を経由する林道を延々と歩き、車に着いた頃には辺りはすっかり暗くなっていました。

 

山頂の鐘。誰が鳴らすんでしょうね。

タチカメバソウ。

ツクバネウツギ。

鹿留山頂のミズナラ。

帰りには富士山も顔を出してくれました。

-登山日誌

Copyright© フォレストフィールズ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.