ガイド日誌

空高くオベリスクは黄金に染まり…

投稿日:2011年10月18日 更新日:

初夏に続き、今年二度目の鳳凰三山ガイドでした。

初日アプローチは生憎の曇天と小雨の中を南御室小屋まで。
夜半には大分降ったようです。

翌朝も風雨の中をヘッドランプの明かりを頼りに出発しました。
樹林帯を抜けると猛烈な寒風に晒されます。
薬師岳小屋で体制を整え再度強風の中に突入。本来なら今回のコース中ハイライトともいえる稜線歩きもひたすら風と闘いながら観音岳を目指すのみです。
その間白根三山は厚い雲の中。

それにしても参加者の皆さん、本当に良く歩いて下さいます。
加えてこの悪天候の中、貪欲に周囲の写真など撮る余裕振りです。
この状況に悲壮感を漂わせているのは一人ガイドのみでしょうか。
山が好きだとはこうゆうことかと、改めて勉強させられますね。

それでも予報通り観音岳を発つ頃には天気も急速に回復、アカヌケ沢の頭に着く頃には素晴らしい秋晴れに変貌しました。眼前に迫る北岳や甲斐駒が見事です。今年は白根三山にもまだ雪は見られませんでした。

地蔵のオベリスクの麓でゆっくり遊んでから、晴れ晴れとした気分で下山開始です。

暖かい日差しを浴びて、靴裏に前日の雨でしっとりと湿った花崗岩の砂ザレを感じながら下る心地良さ。
振り返るとオベリスクとそれを取り巻く花崗岩の山稜を黄金色のカラマツが彩って、コバルトの空との見事な補色対比を演出していました。

南御室小屋の夕食。こんなところで「上善如水」が飲めるなんて!

観音岳を超えて烈風の中を進みます。

稜線上のカラマツ。まだ白根三山は厚い雲に覆われています。

全貌を現した北岳。まさに南アルプスの盟主。

オベリスクを背景に、万歳&ピース。

砂ザレの途中から。

黄葉の森。

スギゴケに光が差して

幸福とは秋の日差しを浴びてこんな山道を歩くこと。

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