ガイド日誌

麦草と地衣と山上湖と

投稿日:2011年10月19日 更新日:

10月吉日。
ご常連のお客様をご案内して北八ヶ岳をゆっくり歩いてきました。

曇りがちだった空も麦草峠に着く頃には快晴へと変わり、北には茶臼山が明るく輝いています。
麦草ヒュッテの横を抜けてノガリヤスの冬枯れた草原を行けば、ナナカマドの赤い実が黒木のモノトーンの風景に点描のアクセントを添えています。

やがて亜高山の森に踏み入ると、数日前に降った雨のせいかシラビソやコメツガの原生林はひんやりと静まり、根元を覆う苔叢が一層瑞々しさを増しているようでした。

白駒池は相変わらず多くの人で賑わっています。
湖畔を彩っていたサラサドウダンもすっかり葉を落とし、紅葉の最盛期はとうに過ぎ去っていますが、凪いだ湖面に映る秋空が澄んだ水色をより深いブルーに染めているのが印象的でした。

白駒荘のベンチでティータイム。
持参のホットワインとハーブティーとチーズとチョコレートの妙な取り合わせ。
でも暖かい秋の日差しの下では何でも美味しく感じます。

もう少し居たいのは山々ですが、お腹がすいたので戻りましょう。

ということで下山後茅野のそば処へ。
モダンなインテリアがおしゃれな「吉成」では新そばと地酒を味わっていただきました。

帰途エコーラインからは八ヶ岳連峰がその岩稜のひとつひとつが数えられそうなくらいにくっきりと望まれ、裾野に広がるカラマツ林もイエローオーカーの微妙なグラデーションに染められていました。

木漏れ日。

スギゴケが綺麗でした。

チョウセンゴヨウマツの松笠。松の実が取れます。

青い湖面。

森熟女二人。

ナナカマドとダケカンバ。そして青空。

天狗の奥庭にて。

麦草の原で。「山と渓谷」で使えそうなショット。

「吉成」の馬刺。肝心の新蕎麦は撮り忘れました。欠食児童の浅ましさですね。

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