登山日誌

山荒れ

投稿日:2011年11月20日 更新日:

昔からこの辺りでは、それまでの晴天が急速に張り出した曇天に遮られ、一時的に雪が舞って小規模な吹雪を演出する、こんな気象変化を山荒れと呼んでいる。

塩尻市の西方に連なる山稜の一角にK峰はある。
暖かな好天が続いた先週、同僚のNガイドと久し振りのオフ山行を楽しんだ。
K峰までは美しく植林された唐松林を抜け、小沼を脇に見て笹のよく刈られた尾根道を辿ると3時間程で到達する。
山頂には古びた石碑が立ち、信仰の名残が伺える。
南東方面の広闊な展望も穏やかな日を浴びて暖かくのどかだ。

それでも山頂の少し手前で休憩を取るまでの数十分、それまでの晩秋の佇まいから一変して北西方面から雪が舞い始めた。
今年初めて経験する降雪。
穂高方面は雪雲に閉ざされ、かなり降っているのだろう。
いよいよこの季節になったのか、と観念しながら昼食を済ますと、降り始めた時と同様、あっけなく止んでしまった。

帰りの唐松林では散り残った赤褐色の針葉に残照が差し、山陰の灰青色と交錯して美しかった。

林道から山頂が覗く。

登山道は唐松林を巻いてゆく。

季節になるとミズバショウが咲くというけれど。

Nガイドの入れてくれるコーヒーはいつも美味。

山頂の標識。鹿にでも齧られたのだろうか。

山頂からは八ヶ岳の全貌が望めた。

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