ガイド日誌

快晴の春山入門

投稿日:2012年4月22日 更新日:

少し前になりますが、友人のZ夫妻をご案内して、浅間山の好展望台「黒斑山」に登ってきました。

当日は快晴。前後が悪天候だっただけに本当にラッキーな一日でした。
Z夫妻は前回の入笠山スノーシューツアーが冬山入門でしたが、アイゼンを付けて長時間歩く雪山は今回が初めて。心無し緊張気味のスタートです。
出発は標高2000mの車坂峠。さすがにここまで来ると積雪も十分。1mはありました。
アイゼンは初めてのお二人でしたが、雪も良く締まっていてすぐに慣れていただきました。

それにしてもこの日の天気は最高です。
南方には真っ白な富士山を始め、金峰、我がふるさとの八ヶ岳連峰、その奥には甲斐駒、振り返れば高峰山や湯ノ丸山の彼方に北アルプスの長大な連稜が連なっています。妙高、火打、雨飾もくっきりとその姿を見せてくれています。
日差しは強くても適度な気温と微風、登高コンディションも最高でした。

槍の鞘までくるといきなり眼前に浅間が姿を現します。このコースの一つの嬉しいサプライズですね。
ここでランチタイムと致しましょう。
暖かな日差しと気持ちのいい雪面、最高のロケーションを眺めながらの昼食はまさに心の洗濯タイム。一時間近くずるずると居座ってしまいました。

ようやく重い腰を上げて再スタート。
山頂目指して頑張ります。
登山はなんだかんだといいながらピークハントも大切です。
外輪山のガレた縁の急登をこなせばトーミの頭。ミニアラスカを眼下に見る最高の展望台に到着です。それにしてもこの日の浅間は煙をほとんど吐いていません。穏やかなのはいいのですが、反面ちょっと不気味でもありますね。

黒斑山頂はここから20分。単独行の男性が一人だけいらっしゃいました。
こういった場所でのささやかな出会いはいつも心温まるものがあります。
一期一会。
さりげない会話と別れ際の相互のいたわりの挨拶はこんな心境の現れなのでしょうか。

帰途も順調。最後まで続いてくれた好天は西の空に穂高連峰の柔らかなシルエットを浮かび上がらせ、穏やかな春山の一日を美しく締め括ってくれていました。

まずはアイゼン装着。

歩き出しは快調です。

八ヶ岳を遠望しています。

途中の急斜面。ちょっとだけ腰が引けてる?

黒斑山西面。まだかなり遠い。因に「黒斑」は黒木の山、ドイツのシュバルツバルト(黒い森)と似た意味です。

八ヶ岳連峰。

遠くに北アルプスの連稜。

浅間が姿を現しました。

北アルプスをバックにランチタイム。

最後の急登。

ミニアラスカ庭園。トーミの頭より。

山頂のZ夫妻。祝登頂!

同行三人。悪そうなガイド。

先日の嵐で吹き落ちたシラビソの葉。

帰途、穂高の連稜がオパール色に霞む。槍が見えますか?

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