登山日誌

霧氷の尾根から霧氷の峰を眺めてみれば

投稿日:2012年11月3日 更新日:

 

FB登山部の翌日はKKTの研修登山。
八ヶ岳の秘峰、立場岳を目指しました。

連日の好天を受けてこの日の朝も放射冷却厳しく、2000m辺りを境に上部山稜は霧氷に覆われています。
今回の参加メンバー、そんな光景にちょっと腰が引けているかと心配すれば逆に大はしゃぎな面々。
さすがKKTの強者ばかりです。

落ち葉の散り敷いた古い林道後を辿って、やがて旭小屋へ
ここからは立場岳名物の延々たる急登の始まり。
きわどいがれ場を乗り越し、シラビソ、コメツガの密生する一直線の尾根をひたすら登ります。
大概この辺り、にわかに口数が少なくなるのが常ですが、さすがKTT、ジョーク連発、爆笑の絶えることの無いタフさ加減。
いやー、素直に脱帽、平伏。

山頂に近づくにつれ陽光に融け落ちた霧氷が雪のように降り注ぎます。
また林立する陰樹のシラビソの合間から差し込む斜光線が、銀と深緑のストライプとに地表を染め分けて、熱と氷の世界をも交互に演出してくれました。

山頂は何も無い小平地。誰が付けたのか小さな山頂標がわずかにそれと知らせるだけ。
かつては鹿猟の盛んだった山。その名も巻き狩りの際に射手が「立つ場所」から名付けられたとか。
間違っても片足で立つ場所じゃありません。

山頂を過ぎると間もなく視界が開けます。
こここそがこのルートの真骨頂。裏権現と阿弥陀西壁(広河原沢奥壁)が眼前に迫る様は圧巻の一言。
霧氷に覆われた山腹であればなおさらのことその威容も際立ちます。

晴れて良かった。
無風で何より。
ここで荷物と一緒に少しだけ肩の荷も降ろしましょう。

目の前の壮大な景観を眺めながらゆっくりと昼食をとった後、相変わらず輝き続ける権現に見送られて下山の途に着きました。

亜高山帯を抜けると燃えるように壮麗なカラマツの褐葉が残照する、晩秋の夕暮れが私たちを待っていてくれました。

佳き日に感謝。佳きパーティーに感謝。

 

西岳も冠氷。

急登が始まる。

木漏れ日がかすかに暖かさを伝えてくれる。まさに「お日様」だ。

イワダレゴケにも霧氷が散る。

裏権現見参。

カメラの砲列である。

霧氷と八ヶ岳ブルー。

視線の先は?

阿弥陀様。

青ナギにて。ポーズも決まった!

逆光の人々。

さらば権現。

登った後は下ります。

黄金の国。

残照照り映える旭小屋にも別れを告げて。

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