早いもので明日から12月に入ります。
今年もあと1ヶ月を残すのみとなりましたが、夏山シーズンが終わってからは時間の経過がひと際早かった気がします。この秋は来年に向けての準備期間として様々な写真撮影やロケでそれなりに多忙な日々を過ごしました。この冬からプレスタート予定の新たな企画を企んでいますが、果たして軌道に乗るでしょうか。この話しは追々報告するとして、たまっていた山行記などアップしてするとしましょうか。
10月31日
ご常連のお客様と久し振りに同行させていただきました。
コースは渋の湯から黒百合ヒュッテ経由で東天狗往復。台風直後とあって心配した天気は回復したにもかかわらず、寒気の流入で強風と低温下の中々厳しい条件での登山でしたが、展望はそれを補って余りある素晴らしいものでした。帰途に選んだパノラマコースは静かな苔の一本道。お客様にも足の負担が少ないと喜んでいただけて何よりでした。
黒百合平までの登山道上の流れは表面が凍っていました。
どこか指紋のような年輪のような複雑な模様。
夜には月が冴えていました。
東天狗への登り。背後には稲子岳が独特な姿を見せています。
コイワカガミとコケモモに降りた霜が美しい。
西天狗の彼方には冠雪した中央アルプスと北アルプスが望めました。
こちらはまだ雪の見えない南アルプス方面。
帰りがけに黒百合ヒュッテでラーメンをいただきました。
スリバチ池も氷に閉ざされ始めています。
帰路に使ったパノラマコース。林床を覆う苔に落ちる日差しが柔らかでした。