登山日誌

春爛漫の谷と尾根

投稿日:2018年3月31日 更新日:

 

以前から気になっている芦川南稜。
朝思い立っての少し遅いスタートでしたが、春爛漫の陽気に誘われ初めての谷と尾根を歩いてみました。

まず林道折八小関線の大鳥沢橋のたもとに車を置いて大ゾウ沢沿いの林道をスタート。
地形図には破線で沢沿いに登山道が釈迦ヶ岳と三方分山間の鞍部に通じているのでこれを辿ってみようという魂胆でした。

結局沢コースは深いV字谷と連続する堰堤に阻まれ途中敗退。
落石で通行が制限されている舗装された林道をのんびり歩き、釈迦ヶ岳の北尾根を辿った後、主稜線を八坂峠まで歩き、そこを最終地点として林道を戻りました。
今回もまた終日誰とも会わずどこか寂しい、また清々ともした春霞に覆われた山旅でした。

 

この林道がどこまで延びているかがポイント。

この辺りはそれなりの水量もあって、ヤマメぐらいは居そうな雰囲気です。

しばらく進むと左斜面が大きく崩壊していました。この先で林道は途絶えます。
堰堤工事用に作られたんでしょうね。

林道終点からは朽ちてとても渡れない木橋を巻いて山腹に付けられた古い岨道を辿ります。所々土留めや足掛かりが残る踏み跡を拾って歩く感じです。斜面が急なのでかなり慎重に歩を進めます。

左から二つ目の沢が入っている地点を過ぎると地形図には載っていない比較的新しい堰堤が現れ、行く手を阻まれました。岨道も消え、これ以上の遡行は無謀なのでここから勇気ある撤退。

橋まで戻って一応通行止めになっている舗装された林道を歩き始めました。沢沿いにはフサザクラが目立ちます。陽当たりのいい場所では満開でした。
ちなみに桜の仲間ではなく、花弁もない不思議な花です。赤く見えるのは雄蕊で、フサザクラ科の樹は日本ではこの種だけだそうです。

バッコヤナギの雄花。ゴージャス感がありますね。

 

キブシが満開となっていました。林道沿いにはこの先にも標高が上がるにつれ蕾みのものも多く、まるでキブシ街道と呼べるほど多く目に付きました。

キブシの花のアップ。よく見ると4弁の花弁も見えます。
キブシも日本では1属一種。

これぞ鈴生り。

樹間の切れ間から王岳に続く尾根が見えました。左奥のなだらかなピークが王岳。

シデかなにかの新芽が膨らんでいました。

ツノハシバミの雄花序でしょうか。

ニワトコの蕾。まるで最近人気のあるイタリア野菜のようです。

これはアブラチャンの花。

1時間ばかり林道を辿って、尾根の突端から釈迦ヶ岳の北尾根に取り付きます。
携帯アンテナ塔の脇を登ります。

等高線からイメージするよりもかなり急です。踏み跡すらないので余計に歩きづらいのかもしれません。行く手に立ちふさがる岩が何ヶ所か出てきます。

30分ほどで山頂に到着。

ここからは林間に富士山も望めます。

山頂付近に咲いていたマンサクの花。見かけたのは何故かここだけ。この儚げな風情が心に沁みます。

三方分山への分岐を見送り、尾根を辿って林道へと下ります。

途中真新しい伐採跡がありました。鹿よけのテープでしょうか。

林道への降り口は意外に急なのでロープが設置してありました。

林道を越えて尾根筋を辿ると八坂峠に着きます。今日はここが最高到達点。また時間がある時に先を繫げましょう。

芦川方面にはかろうじて道形が残っていました。

林道に戻って登山口を目指します。残雪にイノシシの足跡が残っていました。

ダンコウバイの花も最盛期でした。

オニグルミの裸芽。

フサザクラの蕾。

往路で気づかなかったバッコヤナギの雌花序。よく見るとペパーミントグリーンの花房と雌蕊が意外に美しい。

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