ガイド日誌

珍しく快晴の北岳、そして旬のキタダケソウ

投稿日:2018年8月7日 更新日:

 

6月24日から25日は個人ガイド。

梅雨の晴れ間の北岳稜線で、咲き始めた高嶺の花達を存分に眺めてきました。

下界は既に猛暑の気配。
広河原に着いても辺りを覆うどんよりとした湿気。
日差しも強烈で、歩き始めから大汗の予感です。

大樺沢に橋が架かっていないので登路は必然的に尾根路。
厳しい登りが続きます。
それでも御池小屋へのトラバースにある細流を渡る頃にはようやく高所の清涼感が戻ってきました。

御池小屋で昼食タイムをとったあとは再び草すべりの急登。
コース半ばからは厚く雲が垂れ込め、凝結したガスが雨滴となって降りかかります。
そのまま稜線に出れば相変わらずの風。一気に涼しさを通り越して体温低下を促進します。

ちょうどいい頃合いに肩の小屋到着。
しばらくすると晴れ間が広がり、教えられて外に出てみれば何と久方ぶりのブロッケンに遭遇することができました。

また夕食後には仙丈ヶ岳方面に火山の噴火を思わせる盛大な夕焼け雲が出現し、何ともドラマチックな夕景を展開してくれました。

翌日は朝から快晴。

こんなことはこの時期の北岳では非常に珍しく、ここ数年の雨と強風に苛まれた身にはまさに天恵とも言えるコンディションです。
山頂から眺められる山はほぼ全山といっても過言ではないほどの素晴らしい展望でした。

今年は全ての山がそうであるように高山植物の開花も一週間以上早く、キタダケソウは終盤を迎えていましたが、まだまだいい株に出会えてお客様も大満足。
心なしか足取りも軽いかのように拝見できました。

下山時には輝く陽光の下でシナノキンバイが昨日とは違った生き生きとした表情を見せてくれたのが印象的。北岳のお花畑に恥じないゴージャスな空間を演出していました。

下界は相変わらずの猛暑。
それでもこんな好コンディションの北岳を終えたあとは、どこかに山上の清涼感を残しながら家路につくことができます。

O様本当にお疲れさまでした。

 

いつもの流れの畔で。タカネグンナイフウロ。

御池小屋の手前に流れる小沢。ここまで来ると冷気がほとばしる。

ガスに霞む鳳凰三山。

御池小屋で昼食。サンドイッチはつぶれていました。

サンリンソウ。未だに見分け不能。

ハクサンチドリもおなじみの場所に。

シナノキンバイ。見頃を迎えていました。

蕾もいい感じです。

ウラジロナナカマド。

こちらは蕾のハクサンイチゲ。

芽が出たばかりのタカネヤハズハハコ。

少ないですが、アオノツガザクラも。

おなじみのイワウメ。

水滴の重さに堪え兼ねたチシマアマナ。

レンゲイワヤナギ。

大キレット以来、久し振りのブロッケン。 肩の小屋の屋根も緑に変わりましたね。

肩ノ小屋の屋根が緑に塗り替えられていました。

小屋前の花壇のキタダケソウ。まだ蕾です。

噴火を思わせる仙丈ヶ岳の夕景。

二日目は快晴となりました。少し風が冷たい。

富士山も。

ハハコヨモギはまだ蕾み。

秘密の場所のキタダケソウ。まさに見頃です。

蕾の株も残っていました。

トラバース道の桟橋付近まで遠征。

間ノ岳と農鳥岳もすっきり。こんな日に歩いてみたい。

ミヤマオダマキも開き始めていました。

キタダケヨモギ。まだ花穂は出ていません。

岩壁に咲くキタダケソウ。

下山途中で。登ってきた登山者も思わずシャッターを押したくなる景色。

木陰に咲いたサンカヨウ。

シナノキンバイと北岳。良く似合います。

御池では逆さ北岳も見ることができました。

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