登山日誌

五色ヶ原から黒部へ(2)

投稿日:2018年8月8日 更新日:

 

翌日も快晴。

まずは黒部湖畔の平ノ小屋を目指します。

視界が悪ければ不明瞭になりそうな湿原を抜けて仮安峠までの長い下りは照りつけ始めた強い日差しに苦しめられました。
峠からは樹林中のトラバース道に変わりますが、倒木とヤブが連続した半ば廃道化した登山道に再び苦しめられるはめに。道がヌクイ谷に沿うようになってようやく解放されました。

平ノ小屋は意外に高い場所に建てられていて、立派な佇まい。行程的に適地なら一度は泊まってみたいと思わせる好印象を受けました。
丁度ご主人が外に出てお客様と話していましたが、若い頃は良くつり雑誌に取り上げられ、40cmオーバーの岩魚を手にする写真を羨望の眼差しで眺めたものです。

かくいう私も当時はれっきとしたフライフィッシャーマンだったわけ。
お互い歳とったな。

ひとしきりご主人と話したあとダムを目指しました。

ここからは思いの外の悪路。
湖畔に沿う道は所々崩壊し、かろうじて人一人通れるだけの幅に足場が切られ、場所によっては手を置く場所も無いほどの急傾斜が水面まで切れ落ちていました。
落ちたらまず土左衛門間違いなし。

丸太で仮設された桟橋や梯子、橋などを上下すること4時間40分。ようやくロッジくろよんに到着。この区間、暑さと緊張で本当に疲れました。

ここからは舗装された遊歩道を40分。
ダム手前のトンネルの冷気に心底癒される瞬間でした。

扇沢からは相変わらずの猛暑。
大町温泉郷で汗を流して二日間の行程を終えました。

未知の場所の渉猟、それがどこであろうとも、どんなに身近かであっても、それはそれで立派なひとつの旅…。

だそう。

 

 

五色ヶ原の朝。

湿原に延びる登山道。彼方には燕や餓鬼岳が。

山荘方面を撮影するT氏。

赤牛岳の左には槍が覗く。

半ば廃道化した平ノ小屋への道。

河畔にはブナが多く見られた。

平ノ小屋と登山者と談笑するオーナー。

湖岸に付けられた歩道から眺める黒部湖。

中の谷出会い。入り組んだ谷や馬ノ背を迂回するルートは思った以上に時間が掛かった。

透明な流れ。ここで躊躇無く水を補給する。

絶えず補修されているだろう桟橋。

梯子。

橋。

御山谷の河原にはシナノナデシコが咲いていた。南アのものより色が薄いか。

ロッジくろよんを過ぎてようやくダムが見えてきた。

あと少し。

この吊り橋を渡れば周回完了。

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