三日目も快晴。
朝食後早々に山荘を出発して往路を一の越まで戻ります。
途中山荘のスタッフが追い越していったとみるや溶解が進む鬼岳の雪渓に新たなステップを切り直してくれていました。ネパールから来たというスタッフも見ると汗びっしょり。氷のように固い残雪にさすがのプロも手を焼いていました。
一の越山荘で休憩。カップ麺とアイスクリームで英気を養った後、立山の縦走に掛かります。
まずは雄山への憂鬱な登り。ガレて足場が悪い上に相変わらずの小学生団体登山が列を作っています。暫しインターバルを取って後続すること1時間15分。ようやく雄山神社に到着できました。
今回はお客様のご要望もあり拝殿での祈祷を受けました。
狭い山頂のスペースに大体20人程がひしめきあって祝詞を聞きます。
その後希望者にはお神酒が振る舞われるのですが、振る舞われるというより葉先に滴る朝露をすする程度の量なので、まあ飲んだ気はしません。
いくら登山中とはいえ盃一杯くらいは注いでくれてもいいじゃない?
その後最高峰の大汝山、富士の折立と縦走し、暑さと時間切れで真砂岳手前から大走りを経て雷鳥沢へ下山しました。
最終日は雷鳥沢周辺をのんびり散策しながら室堂駅へ。
週末とあって大勢の登山者とすれ違いながら扇沢へ戻りました。
下界は相変わらずの酷暑。
安曇野でお蕎麦をと思い人気店「あさかわ」へ。
開店前から並んだのですが、初回の入店に間に合わずなんと1時間待ちのグループに回されました。それでも時間に余裕があったので意地で待つことに。
何とそばにありつけたのは2時間後でした。
今回一番疲れたのはこの入店待ち。
K様、F様本当に申し訳ありませんでした。
それでも天候に恵まれた今回の立山山行。
新たな山の表情に触れられた貴重な4日間でした。
三の越からの山頂方面。直下に小学生登山の長い列が。
山頂直下の苦しい登り。
雄山頂上の社殿脇にある標石。
狭いスペースに座って祝詞を聞く参拝者。
お神酒の回し飲み。ほんのひと雫。せめて喉が鳴るぐらいは欲しい。
雄山から大汝への快適な稜線。
大汝山山頂にて。
真砂岳越しに剣岳が顔を覗かせました。
室堂周辺を見下ろす。何ともいえない複雑な地形です。
真砂岳と内蔵助カールに残る雪渓。
大走りの途中からは交差する飛行機雲が見られた。
雷鳥沢ヒュッテに下ってまず一杯。ついでもう一杯。生き返りました。
翌朝部屋の窓から雷鳥沢キャンプ場を眺める。既に大勢の登山者が行動しています。
風になびくチングルマの花柱。
噴煙を上げる雷鳥平と奥大日岳方面。
黒部ダムでは慰霊碑にも立ち寄りました。
安曇野の人気店「あさかわ」。
2時間待ってあり付いた天ざる。盛りは多めです。