9月24日−25日は甲武信岳を戸渡尾根からチャレンジ。
予報に反して降られたのは二日目下山前の2時間程。
山頂はガスに覆われてしまいましたが、このところの鬱陶しい天候のわりには快適な登山を楽しんでいただきました。
連休明けということもあって、甲武信小屋も比較的ゆったりでしたが、「息子に逃げられた」とかで少し寂しげな徳ちゃんの姿が印象的でした。
そのせいか他の10人程のグループと私たちだけのために特別ビデオ上映会を開催。
徳ちゃんの撮影になる小屋周辺の自然の佇まいや花々のビデオ作品を観賞する機会を持てたのは幸運でした。
下山は近丸新道へ。
ヌク沢の徒渉が気になりましたが、しばらく降っていないので平水と判断。案の定先日の台風で足場板の橋が流され、ちょっとだけ手こずりました。
廃線のトロッコ道は相変わらず所々崩壊して悪いところも多々ありますが、被写体としては周囲に残るブナの大木が雨に濡れてひと際しっとりとしたいい表情を見せてくれます。
後半は雨具の出番となりましたが、大降りになることもなく昼前には下山。
今回の標高差1360mの長丁場、本当にお疲れさまでした。
徳ちゃん新道入口にて。晴天です。
途中の平尾根からは鶏冠山の稜線が望めます。
カラマツ林の急登を終えて。
黒木の森に入ると登りも後半に。
秩父らしいシラビソの密林。ここまで来ると木賊山も近い。
木賊山から小屋へと下る途中の展望地から。雲間に八ヶ岳が遠望できます。
甲武信岳のガスも晴れました。
何とか暗くなる前に小屋に到着。写っていませんが、右にあるテラスでは先客が既に大宴会に突入していました。日本酒、ワインの一升瓶が並び、スーパードライの空き缶が山積み。甲武信小屋ではアルミ缶はつぶして持ち帰りなので翌日の荷物が心配になる程。
定番のカレーです。今回は二杯いきました。そして味噌汁は同宿のお客様が採ってきたというナラタケのキノコ汁。半信半疑で口にしましたがセーフでした(笑)。
食後は徳ちゃん撮影のビデオ上映会。小屋に入る前は結婚式のビデオを撮影していたそうで、その腕前はまさにプロ級でした。数年前まで小屋番をしていた北爪さんのギターがBGMとして使われ、こちらも素晴らしい演奏。本当に感心しました。
こんな風に花のクローズアップも沢山登場します。これはミツバオウレン。
こんなカエル足の薪ストーブが設置されていました。前からあったかな?
ランプの宿、と言いたいところですが、電球です。
名物の山頂標識にて。
八ヶ岳方面もガスガスで何も見えません。
東沢源流部が少し晴れました。
帰りは巻き道を利用。ダケカンバやナナカマドの紅葉が始まっていました。
カワラタケに似たキノコ。パステルトーンの配色が美しい。
鉱山の名残りの珪石が沢山落ちています。
ツキヨタケ?
トロッコ軌道に出てからは降られました。
ブナと廃軌道。画になります。
近丸新道登山口に降りてきました。お疲れさまでした。