-
-
ある午後の短い逍遥
2021/1/27
1月も下旬だというのに雪の降らない日が続いている。 この傾向は2014年の豪雪を境に徐々に顕著になってきた気がする。 「温暖化極まれり」とこれまで何度も書いてきたけれど、一向に極まる気配 ...
-
-
「沈黙-サイレンス」そしてフィルムの色
2020/9/26
この夏は随分映画を見た。 といっても全てAmazon Prime Videoである。 秀作駄作様々なものの中で特に心に残った作品がある。 「沈黙-サイレンス」。 2016年 ...
-
-
廃村にて
2019/4/11
小さな山を越えて廃屋の並ぶ集落へ降りてきた。 今朝は予定より少し遅れて、ローカル線の無人駅を降り、道沿いの家の人に教えられた踏切を渡って、梅が満開の登山口から歩き出す。 山 ...
-
-
霧の山稜
2018/9/8
月の初めには編笠から西岳の縦走ガイド。 定まらない天候の中、無事に終了して一安心した。 青年小屋ではTさんの独壇場で、ワンマンショーも複数回、深夜まで盛り上がったらしい。 トイレがすっか ...
-
-
山桜四態
2018/6/27
ソメイヨシノの春爛漫。 桜の名所は人の波。 立つは埃か嬌声か。 ここ北杜市でも季節になるとそんな狂歌が聞こえて来そうな桜ブームが繰り返される。 まさに国民行事。 春待つ人の気持ちもわからないでも無いけ ...
-
-
翠緑の渓で
2017/6/27
南岸に停滞する梅雨前線もここまではおとなしく、降雨予報も外れてばかりいるのは有り難い誤算。 昨日は思い立って久し振りに川俣渓谷を歩いてみた。 常々この渓のいい画像が欲しいと思っていたが、 ...
-
-
霧の峠から
2017/6/2
峠の駐車場付近で出会ったツアーパーティー以外には誰とも出会わない午後だった。 防火帯の中央に付けられた山道は周囲に小さな花々をちりばめて、カラマツがようやく芽吹き始めた少し荒れた林の中を ...
-
-
季節の残像
2016/12/24
こんな時期に山を歩いても、命の伊吹を感じることは少ない。ただその痕跡をひとつふたつ拾いながら、「造化の妙」を感ずるばかりだ。それでもそこに美しさが欠けるということではない。老いることでも ...
-
-
火の齢(よわい)
2011/3/16
暗闇の中に小さなローソクの炎を灯す。 そこに浮かぶ光景が世界の全てだ。普段では考えられないくらい小さく頼りない世界。 テレビやパソコンが機能しない生活はまさに私達を盲目にする。 そして ...